Mind Circus

雑記

カテゴリ: 映画(時代劇)

 タイムスリップし、織田信長に成り代わった三郎の物語だが、安土城の学芸会レベルなのと、物語全体の軽さ。別に映画じゃなくても良かったのでは?スペシャルドラマでいいような内容であり、ラストの帰蝶が若いままなのに違和感が。何歳まで生きた設定だと。
そんな中でも猿役の山田孝之の演技はいい味してたし、明智光秀が本当の信長っても悪くなかったが、もっとうまく作れなかったものかと。

助太刀屋助六 《2001年》

 自称ヤクザを気取る大人に成りきれない助六(真田広之)が主人公。ある日、他人の仇討ちを助太刀してしまったことに味を占め、以後は「助太刀屋」を仕事としていた。ある日、故郷に帰った助六は母の墓参りをしていたら、身内がいないはずなのに、何故か花が備えられていることを不思議がる。
次なる助太刀相手を求めているところへ、昔の腐れ縁である太郎(村田雄浩)がこれから仇討ちが始まると言われ、相手である片倉梅太郎(仲代達矢)に会いに行ったが、どうも片倉の様子がおかしい。片倉は助六の父親だったのだ。

 その事実を言えないまま片倉は悪徳役人達(岸辺一徳)に討たれてしまう。後から事実に気づいた助六は、片倉に頼まれたということにし、役人達をやっけることにした。
で、最後はハッピーエンドなんだけど、原作だと助六が撃ち殺されて終わるようだ。まあ、これはハッピーエンドで良かったとは思うが、岸辺の悪役の演技がイマイチだな。後、真田広之だけにもっとアクションシーンをみたかったなと。

 

忍者武芸帳 百地三太夫 《1980年》

 急にダンスシーンが入ったかと思えば、ド派手なサーカス風のアクションに、所々に主題歌が入るなどアイドル映画っぽくはあれど、真田広之はカッコイイし、志穂美悦子らのカンフーシーンも素晴らしいね。
内容的には角川映画やフジテレビ系の青春映画って感じだが、まあ、千葉ちゃんの映画はこんなもんだろうね(^^;

北の零年(ぜろねん) 《2005年》

 未開の地である北海道へ移住せよと命令された稲田家の話。最初は殿を迎える時の為にと、精一杯の城を建てて待っていた矢先、2回目の移住団の乗る船が難破し、家族を亡くしたり、本格的な冬となり、食糧もない中を耐えていた。
2年目、殿がやって来てみんな大喜びするが、廃藩置県により、藩はなくなり、土地は新政府の管轄になったと言われ、絶望する。おまけに新政府が戸籍を作るために、派遣した役人を追い返し、自分達だけで自給自足の生活をする決心をした。

 しかし北海道の農地では、淡路のようには稲が育たない。そこで小松原英明(渡辺謙)が札幌へ行き、稲を貰ってくると言い残したまま、消息を絶ってしまう。
そこへ商人の倉蔵(香川照之)が現れ、村の人たちに食糧を売ってくれたのだが、直ぐに倉蔵は本性を現す。ボッタクリ値段で物を売り始めたのだ。
倉蔵を襲う者まで出てくる始末。皮肉なことに倉蔵を襲った馬宮(柳葉敏郎)の妻(石田ゆり子)は、食糧欲しさに倉蔵に身体を売っていた。

 小松原の妻の志乃(吉永小百合)と子の多恵(大後寿々花)に風当たりが強くなる中、志乃は小松原を捜すために札幌へ行こうとするが、途中、吹雪に遭い、外国人に助けられる。そして、5年後…。
って、おい!行定作品らしからぬつまらなさ。この苦労した5年間を描いてくれよと。私は北海道移住の話を知ってたからいいけど、知らないと話に入り込めないだろつなという感じ。

 イナゴの大群に襲われるとか、ラストシーンの前後など所々、見覚えがあった。多分、公開前の番宣番組を見たのだと思うけど。
香川照之の濃い演技が気持ち悪かった。逆に石田ゆり子は落ちていく演技がうまいね〜。

 

壬生義士伝 《2003年》

 かつては斎藤一(藤田五郎)と呼ばれていた老人が孫を診察して貰うために、町医者の元へ行った。孫が診察を受けている最中、待合室で休んでいるとふと写真立てに目が行く。そこに写っていたのは斎藤のよく知る人物・吉村貫一郎であった。
吉村は見た目に反して、剣の達人。その上、やたらと国の自慢をし、金に煩い。しかし油断ならぬ洞察力を持っており、斎藤が同士を斬った時は切り口や利き腕などから、斎藤が犯人だと割り出してしまい、斎藤は口止め料を取られた。
しかし実は吉村は訳ありの剣士で金に困って新撰組に入ったことなどを斎藤は知る。

 「おもさげながんす」、「しづ」という中井貴一の東北弁(岩手弁)は上手すぎて笑ってしまい、話に集中出来なかった。単語の間に小さな「ん」を入れるように発音するとそれっぽく聞こえるんだよね。
それから堺雅人の沖田総司(そうじ)役だが、いつもながらニヤニヤした顔が気になるな〜。

どきどきするべきだぜ歴史上の史実のように
無難でずさんじゃせっかくの物語で
自ら脇役に志願してるようなもんじゃん
知らない間に
(岡村靖幸の「真夜中のサイクリング」より)
 


武士の家計簿

 猪山直之(堺雅人)は金がなくなり、着物や家財道具まで売るほど困窮してるのに、拾った金はその場所に返してこいと息子に説教し、算盤を投げつけるシーンはウケた。もっと他に大事なことを教えなきゃダメだろうとw
なのに、金がないもんだから、鯛が買えず絵で書いた見立て鯛を出したり、囲碁じゃなくて貝殻で対決してるには笑ったよ。弁当までショボくなってるのに…。

 身内が次々に亡くなるという展開に成り下がった終盤は尻すぼみかな。キチンと老けメイクしてるし、カツラにも白髪を書いたりと細かく作ってあったにも関わらず、ラストがイマイチだな。
後、葬式の時に屏風が逆さまじゃないかと思ったが、検索してみたら間違いではないようだ。

 仲間由紀恵は時代劇に合わないかと思いきや、意外と悪くなかったし、松坂慶子のとんちんかんな母親役もあってたな〜。
でも直之の息子の成之から見ると草笛光子の役は「おばば様」じゃなくて、「ひいばあさん」なんだよね。

 

のぼうの城 《2012年》

 実際に豊臣軍(石田三成が指揮)の大軍を少数で迎え撃つという、まるで天目山の田野で織田軍の滝川一益の兵に斬り込んだ小宮山友晴や土屋昌恒とか、武田氏滅亡時の仁科盛信と高遠城の連中のような話は好きだな。
でくの坊ことのぼう役の野村萬斎のバカ殿様みたいな演技に引き込まれ、夢中で見た。榮倉奈々の甲斐姫、ぐっさん(山口智充)や佐藤浩市の重臣役も良かった。
石田三成と言えば、良く嫌みな役柄で出てくるが、今回は上地雄輔のために何処かおバカさんに見えてしまう。


 大震災の影響で水攻めのシーンはカットされた上に、公開延期になってしまったようだ。でも被災者ではないが、元々は宮城育ちで過去には壊滅的の被害を受けた場所で遊んでいたこともある私ですら、水攻めのシーン見て涙ぐんで来るのだから、実際に被害にあった人はもっとだろうなと思ったよ。

将軍家光の乱心

 実際にあった家光と忠長との家督争いを元にしたアクション作品。精神に異常を来した将軍・家光(京本政樹)は、「自分に似てないから」という理由で、嫡子・竹千代(家綱)を殺害を依頼し、次男に後を継がせようとするが、竹千代は凄腕の石河刑部らに守られる。生意気だった竹千代は、旅を続ける内に逞しくなる。
黒沢明の「七人の侍」のオマージュっぽいが、各俳優陣の演技も何をしたかったのか理解に苦しむ安っぽさ…。B級映画って感じがする。いや、それ以下だな。やることは派手なだけに、とにかく呆れた。

 

火天の城

 武田軍を長篠・設楽原で破った織田信長(椎名桔平)から、安土に巨大な城を築くために依頼を受け、木を手に入れるため、わざわざ敵地である木曽へ出向いた宮大工の岡部又右衛門(西田敏行)。その一方で妻・鶴(大竹しのぶ)の死に目に会えず。
映画だけに豪華なCGとセットは見所があったが、吉本勢がいい役貰ってたりして、逆に笑ってしまった。役者を沢山使っている割りには、全体的に話が地味と言うか、盛り上がる部分がほとんどなかったのは論外。

・桜田門外ノ変 《BS日テレ》

 桜田門外で井伊直弼が暗殺された事件を水戸藩の浪士の目線から描く作品。徳川家の一族ながら、幕末の不安定な時代に水戸の武士が井伊を討たなければならなかった辺りをうまく描いて欲しかったけど、完全な期待ハズレ。
大沢たかおは演技に迫力がないし、話がイマイチだなぁ。日本人が時代劇を作る力が落ちたのは、良い脚本家がいなくなった(育たない)所為もあるんだろうね。

 

必殺仕掛人 梅安蟻地獄

 70年代の作品だが、緒形拳が梅安、舎弟の役に秋野太作、敵討ちを依頼された武士の役が林与一、元締めの役に山村聰、ターゲット役は佐藤慶、小池朝雄、他に松尾嘉代などが出ているために私でも知ってる役者がちらほら。
山村は、ハングマン、西部警察の大門がやられる回に出ていたらしいので、たぶん見たことはあると思う。

 やはり、昔の作品には味わいがあり、顔の表情が豊か。顔だけでやられる演技ができるのがいいよね。今のドラマは顔の表情がなく、まるでサイボーグが演じてるみたいな気持ち悪い作品がちらほらあるからな…。
演技がうまい佐藤慶、悪人顔の小池朝雄がやられる様は見ていて滑稽だった。ただ、秋野はそういう役なのか、わざとらしい、白々しい芝居をしてたのが気になった。

 十朱幸代が斎藤福(後の春日局)を演じる。お江与(江)が出産した時、難産で出産に時間がかかりすぎてしまい、赤ちゃんが死んでしまった。そこで乳母(草笛光子)が機転を効かせ、猫の耳をかじり、赤ん坊の泣き声かのように偽装した上で、苦肉の策としてお福の子供とすり替える。
実はこのお福の子とは、旦那の稲葉正成との子供ではなく、徳川家康のご落胤なんて噂が出たからさあ大変。

という物語。

 お福と大奥の話は定番だが、設定は面白かった。しかし途中で飽きてしまった。

まぼろしの邪馬台国

 邪馬台国のことを一般に広めた宮崎康平の生涯。映画では説明がなかったが、最初から網膜ではなく、失明した人なのか。
鉄道会社の掌を返す人間関係、長崎を観光地にするために奮闘したりいつもながら、バナナ園開園など、竹中直人の目の見えない演技がオーバーだったけど、勢いがあって逆に楽しめた。

 

おろしや国酔夢譚

 緒形拳がロシアに漂流した大黒屋光太夫を演じる。日本に帰れずに現地の女性と恋に落ち、現地にとどまった者(沖田浩之)、凍傷で片足をなくした者(西田敏行)、現地で亡くなった者など様々な人間模様があったが、内容はイマイチ。
台詞だと音が小さいのに、BGMになると急にボリュームが上がるのでイライラした。

 江戸には将軍とそっくりな芸者(将軍と芸者は細川ふみえの二役)がおり、世間を賑わす。実は彼等は双子であり、片方は訳あって捨てられた子供だった。
そんな秘密を知られるわけには行かない幕府は、江戸に刺客(津川雅彦、野村佑人など)を送り込む。同時期に仕事人たちに彼を殺すようにとの依頼が舞い込む。
実は芸者は女だった。そんな彼女を守ろうとする中村主水。

 普段は昼行灯、金に汚く、女に甘い主水のキャラが映画でも炸裂。最後は意外な人物に刺されて死んだ。

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